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開業届を出す前の副業会社員向け — 会計ソフトの選び方ガイド

公開日: 2026年4月13日

会社員として働きながらアプリ開発や技術ブログを始めた場合、「そもそも確定申告は必要なの?」「会計ソフトはいつ使い始めるべき?」という疑問が最初に来ます。このガイドでは、開業届を出す前の段階に焦点を当てて、副業会社員が知っておくべき基本と、会計ソフトの選び方を解説します。


まず確認:副業収入はいくらから確定申告が必要?

所得税:年20万円超で申告が必要

副業による所得(収入から経費を引いた金額)が 年間20万円を超えた場合、確定申告が必要です(所得税法第121条の例外規定)。

例えば、Stripeのアプリ売上が年間35万円で、サーバー代・API代などの経費が18万円なら、所得は17万円となり確定申告は不要です。一方、経費が10万円なら所得は25万円となり申告が必要になります。

注意点: 医療費控除や住宅ローン控除を受ける場合は、副業所得が20万円以下でも確定申告が必要です。

住民税:金額に関わらず申告が必要

住民税は所得税の「20万円ルール」が適用されません。副業収入が1円でも発生した場合、住民税の申告が必要です(所得税の確定申告をすれば住民税も自動的に処理されます)。


雑所得 vs 事業所得:何が違う?

副業収入の申告区分には「雑所得」と「事業所得」の2種類があり、どちらに該当するかで税負担が大きく変わります。

雑所得

  • 開業届の提出は不要
  • 青色申告特別控除(最大65万円)が使えない
  • 赤字(損失)を給与所得と損益通算できない
  • 帳簿の保存義務が比較的ゆるやか

副業収入が年間300万円以下で、かつ帳簿をつけていない場合、税務署から「雑所得として申告してください」と指導される場合があります(2022年からの国税庁通達)。

事業所得

  • 開業届の提出が必要(税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出)
  • 青色申告承認申請書も同時に提出することで、翌年から青色申告が可能に
  • 青色申告特別控除 最大65万円(複式簿記 + e-Tax提出の場合)
  • 赤字を給与所得と損益通算できる(副業の損失で税金を減らせる)
  • 3年間の赤字繰越が可能

65万円控除の威力: 課税所得が65万円減るため、所得税率20%なら13万円の節税になります。青色申告対応の会計ソフトを使えば、複式簿記の知識がなくても65万円控除の要件を満たせます。


開業届を出す前の段階:おすすめの対応

まだ稼げていない段階(年間所得20万円以下)

この段階では確定申告自体が不要なので、会計ソフトの優先度は低いです。ただし、経費の領収書は保管しておきましょう。クレジットカードの明細と照合できるよう、支出の目的をメモしておくと後から楽になります。

やることリスト:

  • 副業用のクレジットカードを1枚作る(支出の分離)
  • 副業収入の振込口座を分ける(給与口座との混同を防ぐ)
  • 経費の領収書・メールをフォルダで管理する

年間所得が20万円に近づいてきたら

この段階で会計ソフトの導入を検討します。

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初年度に費用をかけずに青色申告の流れを体験できます。「とりあえず1年やってみて、本格的に事業化するか判断する」というアプローチに最適です。2年目以降に年間9,680円の費用対効果が見合わないと感じたら、freeeやマネーフォワードに切り替えることもできます(データのエクスポートは可能)。

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年間所得が30万円を超えてきたら

この段階では開業届の提出と、freeeまたはマネーフォワードへの移行を検討する価値があります。

  • Stripeがメイン収入の場合: freeeへの移行で自動仕訳の恩恵が大きくなる
  • 複数の収入源・口座がある場合: マネーフォワードで一元管理

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住民税の「普通徴収」について

会社員は住民税が給与から天引き(特別徴収)されています。副業収入を確定申告すると、副業分の住民税が会社の給与から一緒に天引きされ、経理担当者に副業があることがわかる場合があります。

対処法: 確定申告書の「住民税に関する事項」欄で、副業分の住民税を「自分で納付(普通徴収)」にチェックすると、副業分の住民税は自宅に送られる納付書で別途納付できます。

ただし、会社によっては就業規則で副業を制限している場合があります。副業の可否は事前に就業規則を確認してください。


開業届を出すタイミングの目安

状況推奨アクション
副業所得が年20万円未満申告不要。領収書だけ保管
副業所得が年20〜50万円やよいで雑所得申告を1年経験
副業所得が年50万円超、または継続的な収益見込みあり開業届 + 青色申告承認申請書の提出を検討
将来フリーランスや法人化を視野に入れているfreee / マネーフォワードで複式簿記に慣れておく

まとめ

副業会社員が会計ソフトを選ぶ際の基本方針は「最初はコストをかけず、稼ぎが増えたらグレードアップ」です。

  1. 副業初期: 領収書・入金の記録だけしっかり保管
  2. 年間所得が20万円に近づいたら: やよい(無料)で申告を1回経験
  3. 収益が安定してきたら: freeeかマネーフォワードに移行して自動化を強化

どのソフトを使っても、確定申告の締め切り(3月15日)に余裕を持って準備を始めることが最も重要です。

免責事項: 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務アドバイスを提供するものではありません。具体的な税務判断については、税理士にご相談ください。税法・通達は変更される場合があるため、最新情報は国税庁のウェブサイトをご確認ください。

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